石油需要、2030年代にピーク 再エネ、EVで伸び鈍る 

 【ロンドン共同】英BPは20日、石油の世界需要が2030年代にピークに達し、減少に転じるとの見通しを発表した。太陽光や風力といった再生可能エネルギーの供給増加に加え、電気自動車(EV)の普及で需要が鈍ると予想している。

 BPは再生可能エネルギーの伸びが著しいと指摘。40年時点のエネルギー供給は石油と天然ガス、石炭、再生可能エネルギーを中心とした非化石燃料がいずれも25%程度で分け合うと予想した。

 EVの普及などによる輸送用石油需要の成長鈍化も影響を及ぼす。欧州連合では40年の新車は00年に比べ、エネルギー効率が約70%向上している可能性が高いとみている。


  • LINEで送る