玄海原発3号機の燃料装填完了 九電、3月再稼働に前進 

 九州電力は20日、玄海原発3号機(佐賀県玄海町)の原子炉に核燃料を装填する作業を同日午前に終えたと発表した。順調に進んだため、予定よりも1日早く完了した。今後は冷却機能などの検査を約1カ月かけて実施する。3月中旬から下旬とみられる再稼働に向け前進した。

 装填作業は16日夕から24時間態勢で続けられ、高さ約13メートル、直径約5メートルの原子炉にクレーンを使ってウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を含む計193体を搬入した。

 燃料が適切な配置で並んでいるかどうか確認した後、原子炉にふたをして運転できる状態に組み立て、機能検査に移る。


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