原電、東海第2の20年延長申請 福島第1同型で初 

日本原子力発電の東海第2原発=茨城県東海村

 日本原子力発電は24日、来年11月に規定の40年を迎える東海第2原発(茨城県東海村)の運転期間を、20年延長すると原子力規制委員会に申請した。延長申請は関西電力の3基に続いて4基目で、東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ「沸騰水型」の原子炉では初めて。老朽原発の活用により運転期間を原則40年とするルールがさらに形骸化する恐れがある。

 東海第2の半径30キロ圏内には全国の原発で最多の約96万人が住んでおり、事故に備えた避難計画の立案や安全対策に必要な資金の調達などが課題となる。


  • LINEで送る