2017年9月26日 05:00 | 有料記事
無我夢中で必死に食らいついた。初球152キロストレートを右前に運ぶと、清田育宏外野手の胸の奥からこみ上げるものがあった。一塁ベース上から打席を見る。そこにはこの日が引退試合となっていた井口資仁内野手が立っていた。9月24日のファイターズ戦(ZOZOマリンスタジアム)。2点ビハインドの九回無死。同点に追い付かないと試合は終わる。それは清田にとって1年目のオフから自主トレを共にするなど、公私ともにかわいがってもらった大先輩と一緒にプレーをする最後の時間となることを ・・・
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