益城町長選で現職再選 熊本地震で2度の震度7

熊本県益城町長選で再選を果たした西村博則氏=22日夜、益城町

 2016年4月の熊本地震で震度7を2度観測した熊本県益城町で、任期満了に伴う町長選が投開票され、無所属現職の西村博則氏(61)が、無所属新人の元町議野田祐士氏(51)を破り、再選を果たした。投票率は63・33%で前回選を7ポイント超下回った。

 益城町は、震災関連死を含めて43人が犠牲となるなど甚大な被害を受け、町長選では西村氏が進めた復興に向けたまちづくりが争点となった。再選を果たした西村氏は支持者を前に「被災された方々の生活再建が第一だ。皆さんと一緒に町づくりの方向性を決めていきたい」と復興への決意を語った。

 同町では約6千人が仮住まいを続けている。


  • LINEで送る