籠池氏、取り調べに「ほぼ黙秘」 大阪地検、逮捕の可否判断へ 

大阪地検特捜部の取り調べを終え、自宅に戻る森友学園の籠池泰典前理事長=27日午後、大阪府豊中市

 学校法人「森友学園」が国や大阪府の補助金を不正受給したなどとされる事件で、大阪地検特捜部は27日午後、籠池泰典前理事長(64)と妻の諄子氏(60)を取り調べた。夕方までに2人とも終了。特捜部は継続して取り調べ、補助金受給の経緯などを確認し、逮捕の可否を判断するもようだ。籠池氏は同日夜に取材に応じ「ほぼ黙秘した」と話した。

 学園を巡っては2月、大阪府豊中市で開校を予定した小学校用地の国有地が8億円余り値引きして売却された問題が発覚。国会で経緯の不透明さが追及される一方、補助金の疑惑も浮上した。


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