現場で「ラッセルなら」と判断 雪崩当日、引率教員ら 

 栃木県那須町のスキー場で県立大田原高山岳部の生徒ら8人が死亡した雪崩事故で、新雪が積もり雪崩の起きやすい気象条件の下、登山講習会の引率教員らが「パウダースノーをかき分けて歩くラッセル訓練ぐらいならいいだろう」と判断していたことが28日、学校関係者らの話で分かった。

 県警は、遭難時に位置を特定するビーコン(電波受発信器)を生徒が持っていなかった装備面も踏まえ、教諭らの判断に誤りがなかったかどうか、業務上過失致死傷容疑で捜査。関係者から事情聴取を続けている。


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