女子レスリング解禁へ情報収集 イラン協会、至学館大視察 

愛知県大府市の至学館大を視察し、リオ五輪の金メダリストと記念撮影するファルナス・パナヒザデフさん(前列右端)らイランのレスリング協会関係者。後列左から土性沙羅、川井梨紗子、(1人おいて)登坂絵莉=21日午後

 宗教的戒律から女性の肌や髪の毛の露出を禁じているイランのレスリング協会関係者が21日、女性の全面的な競技解禁に向けた情報収集の一環として、愛知県大府市の至学館大を視察した。

 レスリングを国技とするイランでは女性のために約2年前から道着を着用して行うレスリングが始まり、現在は約100人の選手が取り組む。至学館大女子レスリング部は五輪金メダルの吉田沙保里選手(至学館大職)や伊調馨選手(ALSOK)らを輩出した名門で、一行は練習を見学し、学生寮にも足を運んだ。


  • LINEで送る