涌井、今季初白星 千葉ロッテ

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◇千葉ロッテ-西武2回戦(1勝1敗、14時、ZOZOマリンスタジアム、20156人) 
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西武 0 0 0 0 0 0 0 0 0 05
千葉ロッテ 0 0 0 1 0 0 0 0 X 13
▽勝 涌井3試合1勝2敗 ▽S 益田6試合1敗4S ▽敗 野上3試合1勝2敗

◆強風味方に7回無失点

 開幕から15日。エースにようやく春が来た。千葉ロッテ先発の涌井が7回を4安打無失点。三塁を踏ませない投球で今季初白星をつかみ、「ファンのみなさんより、自分が(白星を)待っていた」とお立ち台で笑った。

 風速10メートルを超える強風で「浮き上がる」という直球、曲がりが大きくなった変化球を剛柔自在に織り交ぜ、8奪三振と西武打線を寄せ付けなかった。ボール球が多くテンポを崩した前2試合の反省も生かしてストライクゾーンへリズム良く投げ込み、四球は一つのみ。伊東監督は「風を味方にした投球。テンポが良かった」とうなずいた。

 ロッテにFA移籍してから4年目。3年間で33勝し、大黒柱の立場を確立した背番号16は「西武の時は嫌だった」という本拠地の強風も、この日の試合後に「うまく利用できた」と涼しい顔で話せるまでに。英二投手コーチは「きょうのような風が強い日は涌井で良かった。他の投手だとゲームになってない」と太鼓判を押す。

 前夜に抑えの益田が九回に逆転2ランを浴びて連勝が止まり、「空気が重かった」と指揮官。だが、エースが快投でそのムードを振り払った。「最低でも18勝」と目標を掲げたシーズンで、まずはつかんだ1勝。「まだ始まったばかり」と最後に気を引き締めた。

◆細谷が決勝適時打

 千葉ロッテの細谷が四回2死二塁から、左前へ決勝適時打。好投を続けていた西武先発の野上から虎の子の1点を奪い、「とにかく先制しようと思った結果が出た」と振り返った。

 前打席の二回無死一塁の場面ではバントを試みたが、初球で捕邪飛に。「失敗を取り返そう」と臨んだ好機の打席で真ん中に甘く入った変化球を捉え、名誉挽回となる一打を放った。

 「とにかく点が取れない」と伊東監督が頭を抱えるリーグワースト2位となる総得点36の打線の中で、13日の復帰から3試合で5打点を挙げる29歳は貴重な存在だ。「とにかくチームのためにベストを尽くす」と先を見据えた。


戦評

 千葉ロッテは四回に細谷の適時打で貴重な1点を奪った。涌井が威力ある直球に沈む変化球を織り交ぜて7回4安打無失点で今季初勝利。益田が4セーブ目を挙げた。西武は1失点で完投した野上を打線が援護できず、連勝が4で止まった。

ダッグアウト

 千葉ロッテ・小林投手コーチ(14日に黒星を喫した益田が4連投でセーブを挙げ)「やって当たり前だし抑えて当たり前。特別な意識はない」