2009年4月20日 14:58 | 有料記事
任期満了に伴う茂原市議選(定数二六)は十九日、長生高校体育館など市内二十五カ所で投票が行われ、即日開票の結果、深夜までに新市議二十六人の顔ぶれが決まった。得票数上位十人のうち公明・民主候補は五人で、政党候補の強さを印象づけた。今後は、市議会の新たな会派編成や、正副議長選に焦点が移る。
当日有権者数は、七万六千六百十二人(男三万七千六百六十八人、女三万八千九百四十四人)。投票率は過去最低の57・48%で、前回二〇〇五年改選時の60・48%より3ポイント下回った。
党派別の当選者数は公明三、民主二、共産二、無所属十九。女性当選者は四人だった。
前回改選時に立候補者のいなかった民主は、三千五百四十三票を獲得。前回は無所属として出馬した現職と、新人が一議席ずつ獲得した。公明は、前回改選時の得票数を二百二十二票下回ったが、六千二百十七票を獲得し現職三人が議席を維持。改選に伴い強い地盤を持つ現職が一人引退した共産は、立候補者を減らしたこともあり得票数が前回改選時を千四百二十一票下回ったが、二千五百八十六票を獲得し二議席を維持した。
得票数上位八人に公明と民主の全五候補が入り、政党候補の強さを印象づけた。
候補者が乱立した茂原地区などで大激戦が繰り広げられ、現職一人が落選。新人は七人中六人が当選し、議会の顔ぶれは大きく入れ替わった。
新議会には、改選に伴う引退や落選によって一人になった会派が生じているほか、民主党議員が二人になったことから大幅な会派の再編が予想される。五月に行われる正副議長選の行方にも注目が集まる。
茂原市議選(定数26-立候補29) | =選管確定= | |||
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当 | 関 好治 | 58 | 無現(4) | 3367 |
当 | 田丸たけ子 | 62 | 公現(3) | 2145 |
当 | 田辺正和 | 62 | 公現(5) | 2118 |
当 | 中山和夫 | 60 | 無新(1) | 2103 |
当 | 常泉健一 | 61 | 無現(5) | 2036 |
当 | 加賀田隆志 | 62 | 公現(3) | 1954 |
当 | 前田正志 | 37 | 民新(1) | 1893 |
当 | 初谷智津枝 | 50 | 民現(4) | 1650 |
当 | 金坂道人 | 58 | 無新(1) | 1590 |
当 | 伊藤 享 | 67 | 無現(3) | 1490 |
当 | 金沢武夫 | 64 | 無現(5) | 1488 |
当 | 深山和夫 | 68 | 無現(3) | 1470 |
当 | 矢部義明 | 49 | 無新(1) | 1450 |
当 | 市原健二 | 61 | 無現(5) | 1434 |
当 |