米原、新幹線ホーム駅弁立ち売り コロナ禍で減便

JR米原駅の新幹線ホームで、駅弁の立ち売りをする林秀行さん=8日午後

 東京―新大阪を最速で結ぶ「のぞみ」の全列車が通過する滋賀県の米原駅で8日、新幹線ホーム上では珍しい駅弁の立ち売りが行われた。駅員が企画し、1889年から同駅で営業する弁当店「井筒屋」が協力。同店の林秀行さんは「通過する新幹線が年々増え、新型コロナウイルス禍で接続の在来線も減便された。駅を再び活性化させたい」と話した。10日まで。

 米原駅上りホームでは8日昼、林さんが法被姿で肩から駅弁やお茶を載せた台をひっさげ、「弁当〜弁当〜」と声を出して歩くと、乗客らがこぞって買い求めた。


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