米朝首脳会談へ金氏批判を封印 トランプ氏に疑問の声も

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は24日、フランスのマクロン大統領との首脳会談や共同記者会見で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長を「立派な人物」と称賛した。トランプ氏は米朝首脳会談を成功に導くため、批判を封印する作戦とみられるが、米メディアからは、つい最近まで独裁者と非難していた人物を、手のひらを返したように褒めちぎる姿勢を疑問視する声も出ている。

 トランプ氏は昨年9月の国連総会一般討論で、金正恩体制は国民を飢えさせ、弾圧しており「下劣だ」と演説。金氏を「ロケットマン」とやゆし、核・ミサイル開発を無謀に追求し「自殺行為を行っている」とこき下ろした。


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