「鉄人」衣笠祥雄氏死去 連続出場、国民栄誉賞も プロ野球広島で黄金期

2017年3月、WBC日本代表と阪神の強化試合前に練習を見つめる衣笠祥雄氏。右は阪神・金本監督=大阪市の京セラドーム大阪

 元広島の衣笠祥雄氏の通夜が24日夜に東京都内で営まれた。

 衣笠氏とともに広島で中軸を務め、1975年にセ・リーグ初優勝を果たすなど黄金期を築いた山本浩二氏は通夜に駆け付ける前に「休みたいと思っても、彼がそばにいる限り休むことは許されなかった。最高のライバルであり、チームメートであり、お手本になる選手だった」と悼んだ。

 広島の監督として衣笠氏らを率いて3度の日本一に輝いた古葉竹識氏は「あれだけの苦労をして、一生懸命やってくれた選手。何とかしてチームを引っ張っていく気持ちでやってくれた。ありがとうと言いたい」と感謝した。


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