G7、北朝鮮へ最大限圧力を維持 拉致問題の即時解決も要求

23日、G7外相会合の記念撮影の合間に握手を交わす河野外相(右)と英国のジョンソン外相=カナダ・トロント(ロイター=共同)

 【トロント共同】カナダ・トロントで開催された先進7カ国(G7)外相会合は23日、共同声明を発表し、北朝鮮が表明した核実験場廃棄や核・ミサイル発射実験凍結を「非核化に向けた第一歩」と歓迎した。一方で、意味ある交渉のためには北朝鮮による具体的行動が必要として、最大限の圧力を維持する方針を示し、結束をアピールした。昨年に続き、北朝鮮に拉致問題の即時解決も要求した。

 ロシアがシリアやウクライナの情勢を不安定化させ、他国の選挙に介入しているとして、ロシアへの監視強化の作業部会設置でも合意。6月のG7首脳会議(サミット)でも重点的に議論する考えだ。


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