大分の特産・麦焼酎のかすで発電 再生エネルギーの定着目指す

建設中の麦焼酎のかすを燃料とするバイオガス発電所=6日、大分県宇佐市

 麦焼酎の生産が盛んな大分県で、製造過程で出るかすを燃料としたバイオガス発電に地元の電力会社が乗り出す。かすの処理費用は高額で、メーカーを悩ませているといい、地元の新たな再生エネルギーとして定着させたい考えだ。

 バイオガスの発電所を建設しているのは同県宇佐市の「未来電力」。県内を中心とする酒造会社から、蒸留後に残る液体状のかすを回収し、発酵させた際に生じるメタンガスを燃やして発電する。発酵後に残る液体は液肥や堆肥として近くの農家へ提供したり、関連会社が所有するカボス畑で使ったりする予定という。

 7月から稼働するという。


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