九電、玄海4号機の燃料装填公開 再稼働前に安全強調

九州電力玄海原発4号機の原子炉に装填される核燃料集合体=23日午後、佐賀県玄海町(代表撮影)

 九州電力は23日、玄海原発4号機(佐賀県玄海町)の再稼働に向け、核燃料の装填作業を報道陣に公開した。玄海3号機の再稼働後に配管から蒸気が漏れるトラブルがあったことなどを受けて、改めて安全性を強調したい考え。玄海4号機は、装填作業の完了後、原子炉の組み立てなどを経て、早ければ来月24日にも再稼働する見通し。

 公開された作業は全て水中で行われ、深さ約12メートルの燃料ピットから、約4メートルの柱状の燃料集合体をクレーンで引き上げ、原子炉格納容器内に移送。ゆっくりと一つずつ原子炉に装填していった。


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