神経剤事件の容疑者特定か ロシアに帰国と英紙

 【ロンドン共同】英紙デーリー・テレグラフ電子版は20日、南部ソールズベリーで3月に起きた神経剤によるロシア元情報機関員セルゲイ・スクリパリ氏襲撃事件で、英警察と情報機関が主犯格の複数の容疑者を特定したもようだと報じた。容疑者らはロシアに帰国したとみられるという。

 同紙によると、英国発着の航空便の乗客名簿やソールズベリーでの監視カメラ分析などの結果、容疑者の特定に「重要な進展」があった。

 捜査当局は、ロシア政府の支援を受けた容疑者らが、ソールズベリーのスクリパリ氏の自宅玄関の取っ手に神経剤ノビチョクを塗って同氏を襲撃したとみている。


  • LINEで送る