2018年4月20日 20:40 | 無料公開
旧優生保護法(1948〜96年)下で障害者らに不妊手術が繰り返されていた問題で、北海道の医師らが、手術をためらう保護者を何度も説得していたことが20日、道の開示資料で分かった。本人を説得していたケースもあった。手術の適否を決める道優生保護審査会などが指示しており、当事者側を説き伏せ、手術を推進していた実態が浮き彫りになった。
開示したのは、道審査会の決定内容などの関係書類。手術を希望していない当事者側に対し、申請医師が法律の趣旨を伝えて説得するよう、複数の書類で求めている。