ボクシングの尾川「自覚足りず」 薬物違反で資格停止処分

ドーピング問題で記者会見し、頭を下げるIBFスーパーフェザー級王者の尾川堅一選手(手前)=19日午後、東京都新宿区の帝拳ジム

 昨年12月9日の国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフェザー級王座決定戦の後に薬物違反が発覚し、開催地米ネバダ州のコミッションに試合日から6カ月資格停止処分を受けた尾川堅一選手(30)が19日、東京都内で記者会見し「プロ選手としての自覚が足りず、申し訳ありませんでした。許してもらえるなら、もう一度リングに立ちたい」と頭を下げた。

 日本ボクシングコミッション(JBC)によると、日本選手が世界戦に関わるドーピング検査で処分を受けるのは初めて。試合は無効試合となり、王座獲得も無効になる見込み。ファイトマネーは一部没収となった。


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