土俵上の男女平等求め要請 兵庫・宝塚市長がスポ庁に

スポーツ庁を訪れ、今里譲次長(右)に要望書を提出した兵庫県宝塚市の中川智子市長=19日午後、東京・霞が関

 兵庫県宝塚市の中川智子市長が19日、スポーツ庁を訪問し、6日の大相撲春巡業で、女性は土俵に上がれないとの伝統の観点から土俵上でのあいさつを日本相撲協会に断られたことを受けて要望書を提出し、男女平等の対応に関して同協会に助言するように要請した。

 要望書では巡業のあいさつでは土俵の上か下かは別として、男女を問わず同じ場所で行うように提言。本場所の表彰式などで女性が土俵に上がれるよう相撲協会で議論を開始することを求めた。

 スポーツ庁の前には相撲協会を訪ねて要望書を出した。中川市長と面会した芝田山広報部長(元横綱大乃国)は協会理事会で議論することを明言した。


  • LINEで送る