仏テロ、人質身代わりの中佐死亡 死者4人に

23日、フランス南部トレーブの立てこもり事件が起きたスーパー(ロイター=共同)

 【パリ共同】フランス南部トレーブで男がスーパーの買い物客らを殺害した銃撃テロで、人質の身代わりとなって撃たれ重体だった憲兵隊の中佐アルノー・ベルトラムさん(45)が24日、死亡した。死者は計4人、重軽傷者15人となった。

 フランスのマクロン大統領は「中佐は英雄として命を落とした」と追悼した。

 中佐は23日午前11時すぎ、ラドワン・ラクディム容疑者(25)がスーパーに侵入し、客と従業員らに発砲した直後に現場に到着。自身が人質となった客の身代わりになると提案し、3時間余り、容疑者と店内にとどまった。


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