レスリング協会が対応を説明 パワハラ問題、評議員会で

日本レスリング協会の評議員会に出席した福田富昭会長(右)と高田裕司専務理事(中央)ら=24日、東京都北区

 レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨選手に対するパワーハラスメントの問題を受け、日本協会の福田富昭会長は24日、東京都内で開かれた評議員会で、弁護士3人で構成する第三者機関に関係者への聞き取り調査を委ねていることなど協会の対応を説明した。

 高田裕司専務理事によると、評議員会には第三者機関からの報告はなかった。最終的な調査結果を受けて臨時理事会で対応を協議する方針で、高田専務理事は「判断を待つしかない」と話した。

 日本協会の栄和人強化本部長からパワーハラスメントを繰り返し受けたとする告発状が内閣府に出され、伊調選手は既に内閣府の聞き取り調査に応じている。


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