豪雨被災小の門柱戻る、福岡 70キロ先有明海で発見

佐賀県白石町から返還された松末小の門柱=24日午後、福岡県朝倉市

 昨年7月の九州北部の豪雨で校舎が被災した福岡県朝倉市の松末小で24日、約70キロ離れた有明海で見つかった校名入りの門柱の返還式があった。同小は統合によって3月末での廃校が決まっており、戻ってきた門柱は市内の博物館で5月13日まで開催の「災害の記憶展」に展示される。

 門柱は高さ約3メートルの木製で「松末小学校」と彫られている。豪雨6日後、佐賀県白石町の海岸近くの水路で町職員が発見。豪雨被災地を流れる筑後川を伝って、大量の流木と共にたどり着いたとみられる。門柱はその後、白石町の中学生らが掃除し、町役場の倉庫で保管されていた。


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