北朝鮮の核実験場で掘削動きなし 米大分析

3月17日に撮影された北朝鮮・豊渓里の核実験場の衛星写真。西側坑道での掘削活動の動きがなくなっている(デジタルグローブ/38ノース提供・ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は23日、今月撮影された複数の商業衛星写真を比較し、北朝鮮北東部豊渓里の核実験場で、掘削作業の動きが見られなくなったとの分析を発表した。一時的か、今後も継続するのかは不明だとしている。

 今月に入り南北対話が前進、トランプ米大統領が米朝首脳会談の提案を受け入れるなど緊張緩和が進んでおり、こうした情勢を反映している可能性がある。

 38ノースによると、2日の時点では、西側坑道付近で採鉱用の荷車が置かれ、掘削作業が続いている様子が確認されたが、17日には人や車両の動きが見られなかった。


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