カタルーニャ州新首相候補も拘束 独立問題、テルリュ氏ら5人

23日、スペイン・マドリードで最高裁に向かうテルリュ氏(ロイター=共同)

 【パリ共同】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、マドリードの司法当局は23日、州議会の保守系独立派が州首相候補に擁立したテルリュ前州政府報道官ら政治家5人を反逆などの容疑で拘束した。一方、外国に滞在するプチデモン前州首相ら6人を同様の容疑で改めて国際手配した。地元メディアが伝えた。

 テルリュ氏は22日の州議会で実施された議員投票では、極左系独立派の造反により過半数の支持を得られなかった。しかし議会は24日に再投票を予定しており、拘束されたことで投票実施は不可能となった。独立派内の支持勢力は反発を強めるとみられる。


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