EU、ロシア関与説支持し非難 首脳会議で声明、英神経剤事件

 【ブリュッセル共同】英南部で起きた元ロシア情報機関員らへの神経剤襲撃事件について、22日開幕した欧州連合(EU)首脳会議は、ロシアが起こした可能性が「極めて高い」とする英国の主張を支持し、強く非難する声明を発表した。

 英当局は旧ソ連が開発した化学兵器級の神経剤「ノビチョク」が使われたと断定。加盟28カ国首脳は、ロシア関与説以外では「うまく説明がつかない」との認識で一致した。ロシアの責任を厳しく追及するメイ英首相が、全加盟国の支持を取り付けた。

 21日までの声明草案は、ロシア関与説の支持までは踏み込んでいなかった。


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