阿蘇山で孤立型微動が多発 噴火警戒レベルは1を維持

 気象庁は21日、熊本県の阿蘇山で、火口の直下で発生する「孤立型微動」が多く発生しているとして、注意を呼び掛けた。噴火警戒レベルは1の「活火山であることに留意」を維持する。

 孤立型微動は、火口直下のごく浅い場所で起き、継続時間が短いのが特徴。阿蘇山では、火山活動を評価する指標の一つとなっている。

 気象庁によると、阿蘇山では1日から孤立型微動が増え、4日には1049回を観測。いったん減少したが、10日以降に1日当たり200〜300回程度と多い状態が続いている。21日は午後3時までに162回発生した。


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