元名大生、23日控訴審判決 責任能力の有無争点

 19歳だった名古屋大在学中に高齢女性を殺害し、高校時代にも仙台市で同級生ら2人に劇物を飲ませたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われ、一審名古屋地裁で無期懲役の判決を受けた元女子学生(22)の控訴審で、名古屋高裁(高橋徹裁判長)が23日、判決を言い渡す。

 一審と同様、責任能力の有無が最大の争点。弁護側は「重度の精神障害があり、責任能力は問えない」と主張。検察側は「障害の影響は限定的」として完全責任能力を認めた一審判決に誤りはないと反論した。

 一審で元女子学生は「人が死ぬ過程を見たい」などと述べた。


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