化学兵器禁止機関、英国入りへ 検出の神経剤を検査 

 【ロンドン共同】英南部で元ロシア情報機関員らが神経剤「ノビチョク」で襲撃された事件で、英外務省は18日、化学兵器禁止機関(OPCW)の調査官が19日に英国入りし、元情報機関員らの殺害未遂に使われた神経剤を調べると発表した。

 英側の捜査結果を第三者機関に検証してもらうことが目的。OPCWは検出された物質のサンプルを研究機関に送って検査。結果が出るには2週間以上かかるという。

 ロシアは昨年9月に化学兵器全廃を発表。チジョフ駐欧州連合(EU)大使は18日のBBC放送の番組で、現場から約12キロ離れた英軍研究施設から漏れたのではないかとの考えを示唆した。


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