退職直前のFBI前副長官を免職 米司法長官、政権圧力か 

免職されたマケイブ前FBI副長官=2017年6月7日、ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米主要メディアは16日、セッションズ司法長官が連邦捜査局(FBI)を18日に退職する予定だったマケイブ前副長官を免職処分にしたと報じた。マケイブ氏はロシア疑惑の捜査などを巡りトランプ大統領と対立していた。

 マケイブ氏は、トランプ氏が昨年5月に解任したコミー前FBI長官の右腕で、ロシア疑惑の捜査が偏向している原因だとしてトランプ氏や与党共和党から批判されていた。退職直前の免職は、政権による捜査当局への圧力とも受け取られかねず、議論を呼びそうだ。

 マケイブ氏は、年金を満額受け取ることができる3月までFBIに在籍することにしていた。


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