2018年3月17日 06:26 | 無料公開
九州工業大(北九州市)で宇宙工学を学ぶブータンや東南アジアからの留学生らが、防災に役立てることなどを狙いとした超小型の情報収集衛星3基を作った。年内に国際宇宙ステーションへ運び、日本実験棟「きぼう」から放出して周回軌道に乗せる計画だ。 衛星は1辺が約10センチの立方体で、重さ約1キロ。防災に役立てることを想定し、山間部や離島といった地理的条件の悪い場所に設置する温湿度計や水位計と連動し、データを集める機能を盛り込んだ。 発展途上国の人工衛星開発を支援する九工大のプロジェクトで、昨年の制作発表に続く第2弾。設計には日本の学生も協力した。