錯視のアート本が販売中止に 作品を無断掲載、大創出版 

 100円ショップ「ザ・ダイソー」を運営する会社の子会社「大創出版」(東京)は16日、昨年12月に刊行した、錯視を利用したアート本2冊の販売を中止した。立命館大の北岡明佳教授が考案した作品が無断で掲載されており、抗議を受けていた。

 2冊は「トリックアートギャラリー」と「トリックアートミュージアム」で、全国のダイソーの店舗で販売。北岡教授は2月下旬、掲載されていた作品5点について著作権侵害に当たるとして、本の出版停止と損害賠償を求める「警告書」を大創出版に送った。その後、同社から著作権侵害を認めて謝罪する回答書が届いたという。


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