2018年2月22日 05:00 | 有料記事
水揚げ量7年連続日本一の銚子漁港を擁する銚子市で、魚のすり身を加工し練り製品を製造・販売する「嘉平屋」(泉隆信社長)は、同港などで水揚げされた魚を使った数多くの商品を提供している。看板商品はカレー味のさつま揚げ「カレーボール」。地元民に愛される“ソウルフード”で、1日に約1万個売れることもあるほどの人気ぶりだ。
泉社長の家系は、かつて底引き網で近海の魚を取る漁業者だったという。1955年に嘉平屋漁業株式会社(当時)を立ち上げ、5年後に冷凍工場を設立した。
64年、当時の経営者だった祖父が魚肉の加工に目を付け、練り製品の製造を始めた。昭和40年代ごろには銚子から東京方面へのアクセスが大きく改善。これが追い風となり ・・・
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