大間原発、進捗率4割弱 規制委の審査長引く 

報道陣に公開された建設中の大間原発。中央奥が原子炉建屋=21日午前、青森県大間町

 電源開発(Jパワー)は21日、青森県大間町で建設中の大間原発を報道陣に公開した。運転開始の目標時期は2024年度ごろだが、原子力規制委員会による新規制基準適合性審査が長引いて本格的に建設できず、工事の進捗率は37・6%にとどまっている。

 08年5月に着工し、東日本大震災に伴い一時中断したが、12年10月に再開。この日は原子炉建屋や貯水タンクの外観を公開した。

 適合性審査終了後、18年後半の着工を目標とする安全対策工事について、Jパワー大間原子力建設所の三隅健副所長は「(目標時期の)見通しとしては厳しくなりつつある」と話した。


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