米軍にF16飛行停止要請、町長 タンク投棄で国に漁業補償も 

 米軍三沢基地(青森県三沢市)所属のF16戦闘機が同県東北町の小川原湖に燃料タンク2個を投棄したことを受け、蛯名鉱治東北町長は21日、エンジントラブルの原因が究明されるまで、F16戦闘機の飛行を停止するよう米軍側に申し入れたことを明らかにした。

 町長によると、米軍三沢基地のスコット・ジョーブ司令官と20日に面会した際に申し入れた。蛯名町長は「町には漁師が多い。一歩間違えれば大惨事だった」と不快感を表明した。

 町は21日、対策会議を開き、小川原湖で漁をする漁業者に補償するよう国などに求めることや、漁業者の生活を守る方策を検討することを決めた。


  • LINEで送る