3年で1400キロ無電柱化 国交省計画、景観向上で 

 国土交通省は19日、2018~20年度の3年間に、新たに全国約1400キロの道路で電線を地中に埋設し無電柱化するとの計画をまとめた。景観向上や災害時の緊急輸送路の確保が狙い。優先的に取り組む道路として、東京五輪・パラリンピックの会場や世界文化遺産周辺など4分野を挙げ、進捗率の目標を盛り込んだ。

 計画によると、五輪会場周辺では無電柱化の進捗率を92%(16年度末時点)から100%に、世界文化遺産周辺は37%から79%に引き上げる。景観改善が目的。

 また大地震で電柱が倒れ、救援物資の運送を阻む恐れがある都市部の緊急輸送道路は、8ポイント増の42%を目指す。


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