時事通信が誤報記事を配信 1時間後に全文を削除、陳謝 

 時事通信社(東京都中央区)は19日午前、俳人で文化功労者の金子兜太さん(98)の死去を報じる記事を配信、約1時間後に誤報だったとして記事全文を取り消した。

 同社社長室によると、同日午前6時44分に契約新聞社などに向けて速報、6分後に約50字の記事を配信し、同7時55分に「先に送信した記事は事実関係に誤りがあり削除します」との訂正記事を出した。誤報記事は同社の公式サイトや提携するニュースサイトなどにも掲載され、削除の措置をとった。

 同社は「関係者からの情報に基づく記事だったが、事実関係の確認が不足していた」とした上で、境克彦編集局長名で陳謝した。


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