旧日本軍の豪空襲で慰霊式 州首席「今や最も親しい友人」 

旧日本軍のオーストラリア・ダーウィンへの空襲開始から76年の現地慰霊式典=19日(共同)

 【ダーウィン共同】旧日本軍が1942年にオーストラリア北部ダーウィンへの空襲を開始してから19日で76年となり、現地で慰霊式典が開かれた。出席した北部特別地域(準州)のガナー首席大臣は「亡くなった市民、この町を守った兵士たちに敬意を表する。われわれのかつての敵は今や最も親しい友人だ」とあいさつした。

 式典はダーウィン中心部の戦争記念碑周辺で行われ、竹若敬三駐シドニー総領事や、地元の交流団体「北部準州豪日協会」のメンバー、42年1月にダーウィン沖で沈没した旧日本軍潜水艦の兵士の遺族らも出席した。


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