日系人の苦難振り返るイベント トランプ氏の米国に懸念 

18日、ワシントンのスミソニアン米国歴史博物館で開かれたイベントで発言するホリー・ヤスイさん(中央)(共同)

 【ワシントン共同】米首都ワシントンのスミソニアン米国歴史博物館で18日、第2次大戦中に「敵性外国人」として強制収容された日系米国人の苦難を振り返るイベントが開かれた。参加者は、トランプ大統領の下で排外的な風潮が広がっているとの懸念を共有。「過ちを繰り返してはならない」として、市民一人一人が不正義に異議を唱える必要性を話し合った。

 100人以上が参加し、強制収容の不当性を訴え続けた故ミノル・ヤスイ弁護士の記録映画を観賞。続いて、ヤスイ氏の娘で映画を製作した日系3世のホリー・ヤスイさん(64)や人権活動家らのパネルディスカッションに聞き入った。


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