タイ総選挙求め抗議拡大 市民団体、軍は慎重対応 

タイ・バンコクの民主記念塔周辺で開かれた軍事政権への抗議集会で演説する活動家=10日(共同)

 【バンコク共同】タイの市民グループは、軍事政権から民政へ移管するための総選挙の年内実施を求め、各地で集会を継続、拡大する方針を18日までに明らかにした。クーデターから3年以上が経過。権力維持を狙う軍は、反政府運動を先鋭化させないよう慎重な対応を続けている。

 「国民へ権力を取り戻すまで闘い続ける」。今年に入って抗議集会をたびたび開催している活動家らが17日、記者会見で軍政との対決姿勢を改めて鮮明にした。

 今後は集会を首都バンコク以外の地方にも拡大し、週末ごとに大規模集会を開く。5月には連続4日間の集会も計画し、圧力を強める方針だ。


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