伊総選挙、「五つ星」は伸び悩み 醜聞発覚で苦戦 

イタリア総選挙の獲得予想議席

 【ローマ共同】イタリア主要各紙は16日、3月4日の総選挙期間中、最後となる世論調査を公表、新興政治組織「五つ星運動」は政党別ではトップだが支持率は30%に届かず、伸び悩んでいる。既存政党を腐敗していると批判して支持を集めてきた五つ星だが、議員給与の返還問題に関するスキャンダルが発覚、苦戦を強いられている。

 各紙は16日付の紙面で「過半数勢力なし」「政権発足見通せず」などの見出しとともに各党の支持率を掲載。選挙後に右派と左派が大連立を組むシナリオも指摘された。17日以降は法律により世論調査結果の公表は禁じられる。


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