政府、海外進出後の中小企業支援 設備・人材投資促す 

海外進出した中小企業の支援策のイメージ

 政府は17日、海外進出後の中小企業を対象に新たな経営支援策を設ける検討に入った。政府系機関や商社などが一体となって包括的なサポート体制をつくり、現地で生産性を高める自動化設備や人材への投資を促す。現在は進出から年月がたつと支援が行き届かなくなり、設備老朽化や人材不足に悩む企業が多く、課題の解決につなげる。

 まず東北地方でモデルケースの構築を試み、全国に広げたい考え。中小企業の国際化が後退しないようにする。

 新たな支援策は東北経済産業局が26日、東北6県や経済団体などが集まる「東北地域貿易促進協議会」で提案する。


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