首相の答弁撤回受け攻防、国会 働き方改革で集中審議 

 衆院予算委員会は20、22両日、安倍晋三首相が出席し、働き方改革などに関する集中審議を行う。裁量労働制を巡る首相の答弁撤回を受けた与野党攻防が焦点。野党は森友学園問題に絡み佐川宣寿国税庁長官の更迭も求める。2018年度予算案採決の前提となる中央公聴会は21日の開催が決まり、採決日程を見据え、国会論戦が過熱する。

 厚生労働省は、首相が引用した裁量労働制に関する調査データを精査し19日に国会に結果を報告する。野党はこの日の予算委一般質疑から「問題だらけの働き方改革関連法案の提出を断念させる」(立憲民主党幹部)と意欲を示している。


  • LINEで送る