2018年2月16日 02:00 | 無料公開
ボルネオ島のオランウータン(マーク・アンクレナズさん提供)
東南アジアのボルネオ島(カリマンタン島)に生息するオランウータンが1999年からの16年間で15万頭近く減少したとの研究結果を、ドイツや英国などの研究チームが15日付の米科学誌に発表した。元々の生息数からほぼ半減した形になるという。密猟などで人に殺された影響が大きいとみている。
さらに今後35年間では森林伐採などの影響だけで4万5千頭以上が減少すると予測。密猟などの影響を考えるとさらに深刻になるとみられ、チームは「森林保護に加え、オランウータン殺しの原因に向き合う必要がある」としている。