がん遺伝子検査、先進医療へ 厚労省部会が了承 

 厚生労働省の審査部会は15日、がんに関連した114種類の遺伝子の変異を一度に調べられる検査法について「先進医療」に指定することを条件付きで了承した。

 遺伝子を調べて最適な治療法を選ぶ「がんゲノム医療」の中核となる技術で、上部部会の審議を経て4月にも保険診療と併用できるようになる。国立がん研究センター中央病院が申請していた。

 検査対象は、標準治療が効かないか、治療法のない16歳以上の固形がん患者。病院でがん組織と血液を採取し、外部の検査機関に送付。114種類の遺伝子を一括して調べる。患者負担は47万円となる見込み。1年で205~350人の登録を受け付ける。


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