2018年1月30日 16:13 | 無料公開
昨年、岡山県倉敷市の水島港で見つかったヒアリ(環境省提供)
環境省は30日、昨年国内で見つかった南米原産の強毒アリ「ヒアリ」について、自治体職員らに向けた講習会を東京都内で実施し、「定着を阻止するには、早期の発見と防除の徹底が何よりも重要」と強調した。発見時の初動対応に当たることが多い自治体職員が、他のアリとの見分け方や防除方法など、知識を深める狙い。2月末までに7都道府県で実施する。
この日の講習会では、ヒアリの標本を見て専門家の講演を聞いた。神戸市が策定中の対応マニュアルが紹介されたほか、定着を許した米国で年間1兆円規模の被害が発生しているとの報告もあった。
これまでの確認件数は12都府県で計26件。