「内密出産」で勉強会、熊本 国関与の必要性も 

 予期せぬ妊娠に悩む女性の出産を匿名で受け入れ、生まれた子が成長後に出自を知ることができる「内密出産」制度について、導入を検討している熊本市の慈恵病院は23日、制度に関する勉強会を院内で開いた。千葉経済大短期大学部の柏木恭典准教授(教育学)は「病院単独では(運用は)難しく国の関与が必要ではないか」と指摘した。

 病院職員やメディア関係者ら計約30人が参加。柏木准教授が、内密出産を法制度化しているドイツの事例を紹介。妊婦は個人情報を相談員のみに明かし、医療機関では仮名を使うという。


  • LINEで送る