大林組、2月に新体制発表 談合事件で再び社長辞任 

記者会見で質問に答える大林組の白石達社長=23日午後、東京都港区

 リニア中央新幹線工事の談合事件を受けて辞任を決めた大林組の白石達社長(70)は23日、東京都内で記者会見し「早急なコンプライアンス(法令順守)体制構築や原因追及のため、経営陣の刷新が必要だ」と述べた。2月中旬に他の役員の交代を含め、新経営陣を発表する。2007年の前社長に続き、談合事件でトップが辞任する異例の事態となった。

 新体制では創業家出身の大林剛郎会長(63)の処遇も焦点となりそうだ。

 リニア談合事件では大林組のほか、清水建設も独禁法の課徴金減免制度に基づき、公正取引委員会に違反を自主申告したとされる。


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