41年ぶりの選挙戦、和歌山 上富田町長選に3新人 

町長選が告示され、立候補の届け出を受け付ける和歌山県上富田町の選挙管理委員会=23日午前

 任期満了に伴う和歌山県上富田町長選が23日、告示され、いずれも元町議の奥田誠氏(54)、吉田盛彦氏(72)、池口公二氏(61)の無所属3新人が立候補を届け出た。過去10回は連続で無投票だが、1977年1月以来41年ぶりの選挙戦となった。投開票は28日。

 現在5期目の小出隆道町長(71)は、出馬せず引退する。

 地元町議や住民によると、無投票が続いた背景には、41年前の選挙戦が町を二分する争いとなったことや、近年、大きな町政上の課題がなかったことなどの事情があるとみられる。観光・産業振興策や、子どもの医療費無償化などで論戦が交わされる見込み。


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