独社民党が大連立交渉入り 政治空白解消へ前進 

 【ボン共同】ドイツ連邦議会(下院)第2党の中道左派、社会民主党(SPD)は21日、西部ボンで臨時党大会を開き、メルケル首相率いる第1党の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立に向けた本格交渉入りを決めた。昨年9月の総選挙から約4カ月が過ぎても新政権が発足していないが、政治空白の解消に向けて前進した。

 大連立は安定政権樹立に残された唯一の選択肢だが、SPD内には依然、反対論が根強い。今後の交渉で連立入りを決めた場合でも、党員投票にかけることが条件。大連立政権の発足は順調に進んでも3月ごろとみられている。


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